悪ガキの懺悔 ③

今だから話せる
【教科書はポケットに】

悪ガキの悪態ぶりも段々佳境に入っていきます。
書いている自分も、ここまで悪だったのかと驚いてる次第。

これは、たぶん小学3~4年生の出来ごとだったと思う。
結論から言うと、「教科書はその日の分を本体から剥がし切り分け」
それを「まるめ」ズボンんの「ポケットに入れ」通学していました。

ランドセルは「花の一年生」の入学時に買ってもらいました。
壊れた訳ではないのですが、たぶん邪魔だったからだと思う。
通学の時、学校の土手の鉄条網をくぐる時に引っかかるからでしょう。
そこで悪ガキが考えたことが、
「教科書はその日の分だけあれば良い、そうすればランドセルはいらない」
「誠に身軽になる」
というおろかな浅知恵を実行したのでした。

そう長くは続かなかった様に記憶している。
母親から「ランドセルはどうして家にあるの?」とか、
先生から「以前の○○ページを開いて下さい」など、
なにかと不都合に見舞われ断念したと思います。
当然「なんでこんな事をしたの」とこっ酷く叱られたと思う。
その記憶は飛んでしまっているが。

「 ごめんなさい(懺悔) 」

だが、自分では「悪い事をしている」という意識はあまりない。
だから余計、始末に負えなかったのでしょう。