悪ガキの懺悔 ⑥

 

「 今 は 昔 」の出来ごと
【テレビ時代 到来】

今回は懺悔というよりも「楽しかった」想い出です。
たぶん、小学生2~3年生の頃だったとおもう。
いや~~嬉しかったですね。
それは「初めて見たテレビ」ですよ。
勿論、画面は「白黒」でしたが、そりゃあ楽しかった。
其れまでは「紙芝居」だったもんね。それはそれで面白かったが、
なんたって 「動画」だもんね、子供だけでなく大人も老人も
みんな「初物」には飛びつき、画面にくぎ付けになっていた。

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この当時は、まだ全家庭に普及していなかったので、
近くの電気店の店頭で見るか、テレビを持っているお家に
おじゃまして見るかでした。
私は近くというより、裏の「よりちゃんの家」に行ってました。
今思うと、「よりちゃんの家」大変だったろうな。
だって、「静かに家族で夕食」という普通の家庭の状態はなくなり、
近所の人達が夜押しかけてくのだから。
それと、「えっ、あんた誰だっけ?」状態の知らない人も
すまして交じって居たりして、
まさに「入場料なし」の「一大娯楽の社交場」になっていました。
そういう意味では「よりちゃんの家族」に対して
「 ごめんなさい(懺悔) 」ですね。
と、いうより「感謝」かな?



私が覚えているのは「プロレスアワー」でした。
いや~「力道山は強かった、かっこ良かった」まさにヒーローでした。

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いやはや、まさに「手に汗を握り」興奮しまくりました。


ところが、当時のテレビの性能は完全ではなく、
肝心なとこで、ブラウン管に「横じま」が入り 画面が乱れてしまうのです。
皆「焦るやら、怒るやら」冷静さを欠き、
誰彼となくテレビを叩いていました。
叩いたから復帰するものでもないが、ある種の「神頼み」感覚であった。
その中で、「壊れないか?」と心配げな顔でうつむいてるのは
「よりちゃんのお母さん」でした。
今;同情いたします、お気の毒さまでした。

そうこうするうち、我が家にもテレビが入りました。
最初に見たのは、
「チョコザイな小僧め、名を名乗れ!」「赤胴鈴之助だあ!」の
「赤胴鈴の助」でした。

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そうそう、千葉周作の娘・さゆり役は「吉永小百合」さんでした。
懐かしいですね。


時の経つのは早いもの。
また、新しい物がどんどん出てきます。
いったい、どうなって行くのか?
便利を通り越して、不安です。
正直「付いていけません」。