【 秋の遠足 】

せっかく京都に住んでるのだから、月に一日は市内観光をしよう!
と考えていたが、最近までは暑さが残りその気にならなかった。
この1週間前位から急に秋めき、ならばと その気になり「いざ出陣」と
「秋の遠足」に行ってきました。

今回は「鷹ケ峰」周辺の「源光庵」と「光悦寺」に行ってまいりました。
私の家から、徒歩とバスを利用して、約30~40分で到着です。
「へえ~~、近くにこんな良いとがあるんだ」とあらためて京都に住んでいる
贅沢な境遇を実感しました。

最初に見学したのは「源光庵」。

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こじんまりとした、なかなか良いお寺です。京都駅の新幹線ホームのポスターが、
確かこの「源光庵」の部屋の窓から望む紅葉であった。
早速、その場所に行ってみました。
あります、ありました。2つの窓が横に並んでおり、丸い窓が「悟りの窓」。
四角に間仕切りされたいる窓が「迷いの窓」と名付けられています。
確かに趣きがあり、とても良い設えでした。ただ残念なのは、ポスターで見る
「もみじ」はきれいに赤く紅葉していますが、今回はまだ時期的に早く
「もみじ」の葉は緑色でした。
ポスターで頭が洗脳されていたので、赤色と緑色のギャップにちょっと残念でした。
それと、少し歩いた途中に説明紙が目立つ場所に張ってあり、読んでみる。
私は最初「血天丼」と読み、「すごい丼」があるものだと首を傾げましたが、
正解は「血天井」でした。

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徳川家康の中臣一派が自刃して相果てたときの痕跡が天井に残っているとのこと。
お腹もすき始めていたとは申せ、心の内で赤面しました。

「源光庵」をあとに徒歩5分ぐらいの処に「光悦寺」があります。
道路から、「光悦寺」に入る参道があります。
この参道がすばらしい、まさに「侘び寂」の世界。松などの木々に苔がさりげなく
付いているいるのですが、その「苔」の色も「抹茶」の風情を漂わせていました。
こちらの「もみじ」は、とてもきれいに紅葉している「もみじ」が多くありました。
色合いも風趣に富み、大いに目を楽しませてくれました。
本阿弥光悦」住居跡とのこと、いたる所に「茶室」があります。
まさに「風雅三昧」に入り浸っていたのでしょう。
今の時代では、ちょっと考えられない余裕を感じます。

約11:30位に観光もおわり帰途に向かいました。
きっと、雪が降った翌日に来たらきれいだろう!と妻と話し、
再訪問を誓ったしだいでした。