一途な思いの落とし穴

吉田松陰の至誠」に思う


今の天候の急変には少々困惑している。
朝は晴れていたかと思うと、午後 雷雨。
季節の変わり目がなせる、いたずるらですかね?
体調管理に気を使う歳になりました。

巨人の原監督もインフルエンザに
感染して昨日はお休み。
でも、横浜戦では3-0で勝ちました。
原さんもベットの上でニンマリしたでしょう。
それにしても、皮肉な一発でした。
「金城」が古巣の横浜戦で
3ランホームランをカッーン。
本人の心境たるや・・・でも嬉しいか?
勝負の世界だもんね。


今日の内容は読む人しだいではご批判をいただくかな?
それを覚悟で自論をのべます。
登場者は「吉田松陰」です。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」を毎週楽しみに観ています、
私は今迄は「吉田松陰」のイメージを先進的な
幕末のヒーローとして認識していました。
しかしこの数週間は「なにか違う;そうかな~?」
と首をひねり、憂鬱な気分でドラマを観ています。
天下のNHKさんですので、ここに描かれている事が
真実なんでしょう。

前回では「至誠」の名のもとに、大老暗殺をくわだて、
塾生にその遂行をうながす場面。
その塾生の家族などの困った胸中も描かれている。
「攘夷思想」もそうだ、「(ペリー艦隊に)に日本刀の
切れ味を見せたきものなり」。 これって、
吉田松陰」のあせりでしかないないように思う。

学問を究め、進んで見識を広め、自由な思想を求め
「志」を大切にし、勇気をもって行動した人が、
何故、こんなテロリストもどきの手段に出るのか、
それで、何がどうなるっていうんだ?
吉田松陰」ぐらいの見識者なら、その行動の
無意味さは解るのではないかな~?
そんな浅はかな「吉田松陰」になら幻滅です。


私個人は戦争であれ暗殺であれ、反対はしない。
ただこれは一つの手段である。
ことを成すためには複数の手段がある。
要は「何をどうしたいのか」正しいビジョンがあり
それを実現するために、
現実の状況をふまえ、あらゆる方法、施策を考え尽し
この手段がベストであり、最善ならばやるべきです。
もちろん犠牲がともなうことも覚悟すべき。
そのことで良い未来が開けるなら、やるべきです。

「やりましょう!」(私68歳ながら参加いたします)
ただの精神論の行動なら「まっぴら御免です」。
えっ、少々 力み過ぎ?
いやいや、やるべき時は「やりますよ!」